4人が誤認逮捕されたパソコン(PC)遠隔操作事件で無実の訴えを翻した元IT関連会社社員片山祐輔被告(32)について、東京地裁は弁護側の求めた公判予定の変更を認めず、公開の法廷で審理することを21日、明らかにした。弁護側は22日の公判で無罪主張を取り下げ、今後の審理で被告の精神鑑定を求めることを検討している。
片山被告は初公判から全面無罪を主張してきたが、「真犯人」を名乗る自作自演メールを送った疑惑が浮上し、19日夜、弁護団に一連の事件への関与を全て認めた。弁護団に「自分はサイコパス(精神病質)。平気でうそをつける」などと説明しているという。
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