日本側、拉致再調査の現状ただす
【瀋陽共同】日本と北朝鮮は29日午前(日本時間同)、外務省局長級による政府間協議を中国・瀋陽市内のホテルで開いた。日本側は、北朝鮮が初回報告を先送りした拉致被害者らの再調査の現状をただし、迅速な調査と早期報告を要求する。北朝鮮側は日本による独自経済制裁の追加解除を求めるとみられ、厳しいやりとりが予想される。
日朝の公式協議は、7月以来。今回も伊原純一アジア大洋州局長と、宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使が出席した。
日本側は協議で、北朝鮮が「8人死亡、4人未入国」としてきた拉致被害者計12人の再調査を優先するよう伝え、結果を初回報告に盛り込むよう求める。
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