イラク過激派の即時空爆は困難
【ワシントン共同】米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は18日、イラクのイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」の進撃阻止に向け、空爆を直ちに行うことは容易でないとの考えを示した。上院の公聴会で証言し「過激派は(住民らの間に)かなり入り込んでいる」として識別は難しいと述べた。
米メディアは17日以降、標的を絞り込む十分な情報がないことなどを理由にオバマ大統領は当面の空爆を見送る方針だと報道。デンプシー氏の議会証言は、空爆に対するオバマ政権の消極姿勢を裏付ける発言といえそうだ。
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