日米TPP、7月までの妥結困難
【ワシントン共同】環太平洋連携協定(TPP)に絡む日米の関税協議は30日、7月に開かれる参加国全体の首席交渉官会合までの妥結が困難な見通しとなった。焦点の牛・豚肉関税の扱いで双方の主張に依然開きがあるため。TPPを主導する日米が妥結できなければ、交渉全体の大筋合意は危うくなりそうだ。
日米両政府は29~30日に米首都ワシントンで事務レベル協議を再開。終了後に記者会見した大江博首席交渉官代理は「双方が合意するには道のりがある」と発言。隔たりが大きく「絶望的になる瞬間もあった」と述べ、7月の首席会合までに日米が妥結するのは「非常に困難だ」と認めた。
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