タイ、暫定政権当面置かず
【バンコク共同=八谷敏弘】タイでクーデターを起こしたプラユット陸軍司令官は23日に開催された各国外交官向けの説明会で、クーデターで設置された「国家平和秩序維持評議会」の下で改革を実行し、暫定首相の指名や暫定政権設置については当面「ない」と述べた。
説明会の出席者によると、司令官は評議会が長く政権を担当することはないとも述べたが、軍政が長期化した場合は、早期の民政復帰を求めている日米など主要国の反発が強まりそうだ。
米国は23日までに、タイへの軍事支援に充てられている約3億5千万円を凍結した。
司令官は、改革や立法のための機関を設置する意向を示した。
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