西日本中心に黄砂観測
気象庁は29日、西日本を中心とする広い範囲で黄砂を観測した。今後、数日は日本列島への黄砂飛来が続くと予想している。
気象庁によると、29日昼前までの最小視程(見通しがきく距離)は、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島各市で「風景がぼんやりかすむ」程度とされる5~10キロ。札幌市や青森市、福井市などでも黄砂の観測があった。
視程が7キロとなった長崎市の中心部では午前から晴天となったが、普段ははっきりと見える周囲の山がかすみ、白くもやがかかったような状態となった。
視程は5キロ以下になると「車や洗濯物への付着が目立つ」という。
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