【木浦共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、検察当局は26日、業務上過失致死罪などで運航会社、清海鎮海運のキム・ハンシク代表(71)ら5人を起訴した。改造で不安定になった船に過積載を指示するなどして、沈没により多くの乗客を死亡させたとしている。
検察によると、キム代表らは、船が改造によって重心が上がり、復原力が落ちた危険な状態になっていたことを認識していたと供述しているという。事故では同日までに288人が死亡、16人が行方不明になった。
検察は、旅客船の運航実態から、5人は船が転覆し多数が死亡することを予見できたのに回避する努力を怠ったと判断した。
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