タイ民政復帰に1年以上
【バンコク共同】タイのクーデターで全権を掌握した「国家平和秩序評議会」(NCPO)のプラユット陸軍司令官は30日夜、テレビ演説し、1年数カ月後に民政復帰のための総選挙を実施すると表明した。今年9月末までに暫定首相を任命するとしている。
これにより軍事政権が長期化する見通しとなった。クーデターを非難する国際社会だけでなく、軍政に反対する動きが広がる国内の反発は必至だ。
司令官は民政復帰までの3段階の行程表を発表。第1段階には2~3カ月を費やし、行政を正常化、国民和解を進める。第2段階では憲法を制定、暫定首相を任命し、改革のための組織を立ち上げる。
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