神奈川県厚木市のアパート一室で斎藤理玖ちゃん=当時(5)=の白骨遺体が見つかった事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親斎藤幸裕容疑者(36)について、神奈川県警が横浜地検に、殺人罪の適用を検討するよう求める意向であることが10日、県警への取材で分かった。
県警捜査1課によると、斎藤容疑者は「与えていた食事が足りず、いずれは死んでしまうと認識していた。(放置しているのが)ばれてしまうのが怖くて病院に連れて行けなかった」と供述している。
県警は、死亡しても構わないという「未必の故意」を認定できれば、より量刑が重い殺人罪に問える可能性があるとみている。
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