沈没船運航会社会長の財産没収へ
【ソウル共同】韓国の旅客船セウォル号沈没事故で、韓国検察は29日までに、運航会社、清海鎮海運会長の兪炳彦容疑者=背任容疑などで指名手配中=と家族ら3人が持つとみられる財産総額の約2400億ウォン(約239億円)を、背任や横領による不法利得と見なし、刑事責任を問う形で全額を没収する方針を決めた。
捜査関係者が明らかにした。会社を支配していた兪容疑者は、同社社長、キム・ハンシク被告(71)=業務上過失致死罪で起訴=から、セウォル号が、復原力が低く危険だとの報告を受けても運航の続行を命じていた疑いが強く、捜査当局は兪容疑者に同罪も適用する方針とみられる。
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