【ニューヨーク共同】ソフトバンク子会社の米携帯電話3位スプリントによる4位TモバイルUSの買収交渉が大筋合意に達したと4日、複数の米メディアが報じた。買収額は負債分を含めて500億ドル(約5兆1千億円)規模といい、双方は最終合意に向けて協議を続ける。
買収が実現すると、米携帯業界はベライゾン・ワイヤレスとAT&Tの2強に匹敵する企業が誕生することになり、大手3社体制となる。米連邦通信委員会(FCC)など規制当局が寡占化の恐れから買収に難色を示しており、当局の対応が引き続き焦点になる。
破談の場合、スプリントがTモバイルに10億ドル以上の違約金を支払う。
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