日銀が18日発表した2014年1~3月期の資金循環統計(速報)によると、14年3月末時点の日銀の日本国債保有残高は前年同月末比57・2%増の201兆円で、過去最高を更新した。保有者に占める日銀の割合は20・1%で保険(19・3%)を上回り、最大の保有者となった。
大規模な金融緩和策として日銀が大量に国債を買い上げていることが要因で、日銀の保有割合は四半期ベースの集計を始めた1997年10~12月期以降で最高だった。国債全体の残高は3・0%増の998兆円だった。
家計部門が保有する金融資産の残高は前年同月末比3・3%増の1630兆円となった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。