政府は、従軍慰安婦問題で旧日本軍の関与と強制性を認めた1993年の河野洋平官房長官談話の検証結果を20日に衆院予算委員会理事会へ報告する。与野党が18日、確認した。報告書には、当時の日本政府関係者が水面下で文言を含め韓国当局者と入念に内容を調整して談話を作成した経過が盛り込まれる見通し。韓国の意向を反映した内容だとされた場合、談話を「歴史的事実」と位置付ける韓国側の反発は必至だ。
河野談話について安倍晋三首相は3月の参院予算委で「安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言し、検証作業後も継承する方針を表明している。
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