拉致被害者の再調査、合意至らず
【ストックホルム共同】日本、北朝鮮両政府は28日午前(日本時間午後)、最終日となる3日目の外務省局長級協議をスウェーデン・ストックホルムで開いた。日本人拉致被害者らの安否に関する再調査で合意できず、協議を継続する方針で一致した。北朝鮮側は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部ビルの強制競売問題で強い懸念を表明。日本側は司法判断には介入できないと重ねて説明し、平行線に終わった。
日本側は、再調査実施と対北朝鮮独自制裁の一部緩和での合意を目指したが、折り合いがつかなかった。北朝鮮が総連ビル問題で態度を硬化させた可能性がある。
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