首相、「混合診療」拡大を表明
安倍晋三首相は10日、保険診療と保険外の自由診療を併用する「混合診療」を拡大し、患者の申し出を重視して診療を認める新たな仕組みをつくると表明した。今月中にまとめる新たな成長戦略に盛り込み、来年の通常国会に関連法案を提出し、成立を図る意向だ。東京都内の慶応大病院を視察した後、記者団に語った。
首相は「患者申し出療養制度を新たに創設する。審査期間を抜本的に短縮し、身近な医療機関でも先進医療を受けられる仕組みにしていく」と説明した。
現在は94種類の先進医療などに限定して混合診療が認められているが、研究目的の傾向が強い。
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