W杯ブラジル代表、異例の船出
【リオデジャネイロ共同】サッカーのワールドカップ(W杯)で史上最多6度目の世界一を目指す開催国ブラジルの代表が26日、リオデジャネイロのホテルに集合したが、W杯開催に反対する300人規模のデモにさらされた。悲願の地元優勝を狙うセレソン(代表チームの愛称)は、国民の抗議の中で異例の船出となった。
ブラジル国内では競技場建設への巨額の公費投入などに抗議するW杯反対デモが頻発。教育と福祉の充実を求める教職員団体が「W杯は去れ」と怒号を響かせる中、ネイマール選手(22)ら代表メンバーがバスに乗り込み、合宿地へ向かった。デモ隊がバスを取り囲む一幕もあった。
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