パートナーのいない女性が将来の妊娠に備えて自分の卵子を凍結保存することについて、岡山大の中塚幹也教授らのグループが成人男女を対象に、千人規模の意識調査を実施、回答者の約27%が肯定的に捉えているとの結果を16日までにまとめた。
こうした社会的理由での凍結保存に否定的な人は70%を超えた。ただ、35歳以上の子どもがいない女性のグループでは肯定感が強い傾向がみられた。
日本生殖医学会は昨年11月、健康な独身女性が将来の妊娠に備えて若いうちに卵子を凍結保存することを認めるガイドラインを決定。出産の先送りにつながるとの懸念もある。
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