日朝局長級協議始まる
【ストックホルム共同】日本と北朝鮮の外務省局長級による公式政府間協議が26日午前(日本時間午後)、スウェーデン・ストックホルムで始まった。28日までの予定。伊原純一外務省アジア大洋州局長は冒頭で「諸懸案の解決に向け、少しでも前進を図るべく努力したい」と述べ、拉致被害者らの再調査で合意を目指す考えを強調した。拉致問題をめぐり「解決済み」との立場を崩さない北朝鮮側の出方が焦点となる。
日本側は再調査の実施を、3月末に北京で行われた前回協議に続き要求する。見返りとなる経済制裁の緩和に関しては、独自に科す制裁の一部について段階的に解除する方針を伝える考えだ。
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