【キエフ、モスクワ共同】ウクライナ大統領選は26日の中央選管の暫定集計で、親欧米の実業家、ペトロ・ポロシェンコ元外相(48)が当選する見通しとなった。ロシアのラブロフ外相は同日の記者会見で、ロシアはウクライナ大統領選で示された同国民の意思を尊重し、ポロシェンコ氏と対話する用意があると述べた。
ポロシェンコ氏も26日、東部の安定化にはロシアの協力が不可欠と述べ、6月の前半にロシア指導部と会談する意向を示した。
ヤヌコビッチ政権崩壊以降、暫定政権と敵対してきたロシアが選挙結果を認める姿勢を示したことで、両国間に関係改善の機運が生じる可能性が強まってきた。
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