【ワシントン共同】世界銀行は10日発表した経済見通しで、2014年の世界全体の実質経済成長率を2・8%とし、3・2%と見込んでいた1月時点から大きく下方修正した。天候不順による米経済の低迷やウクライナ情勢の悪化が響き、新興国の景気が減速を強めているため。
米国について、14年見通しを2・8%から2・1%に大幅に引き下げた。ただ次第に持ち直し、15年は3・0%の高い成長が期待できると指摘した。先進国の回復が新興国の成長を後押しし、全体を押し上げる構図に変わりはないと分析。15年の世界と先進国の成長率は、それぞれ3・4%、2・4%で据え置いた。
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