与謝野晶子の未発表短歌2首発見
歌人与謝野晶子の直筆で、全集などにも載っていない未発表の短歌2首が愛知県津島市の飲食店で見つかっていたことが16日、津島市立図書館への取材で分かった。
図書館によると、未発表作は「くれなゐの牡丹咲く日は大空も地に従へるこゝちこそすれ」と「春の夜の波も月ある大空もともに銀絲(糸)の織れるところは(あるいは『ところぞ』)」。いずれも「晶子」の署名がある。
飲食店「まのや」で直筆の短歌5首が書かれた短冊が入った箱が見つかり、図書館に鑑定依頼があった。筆跡鑑定や文献調査などを行い直筆と判明。うち2首が歌集や雑誌に掲載されていないことが確認された。
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