【ワシントン共同】1990年代以降に世界的に体重増加の傾向が強まり、現在は3人に1人が肥満か体重超過の状態にあるとする報告を、日本を含む国際研究チームが29日付の英医学誌ランセット電子版に発表した。
特に先進国の子どもや若者で90年代に肥満が急増していた。以前からの“肥満大国”米国に加え、経済成長が著しい中国やインドなどで増加が続くと予想される。
世界保健機関は2025年に肥満の増加を止める目標を掲げているが、チームは「国際的なリーダーシップで対策を講じないと達成は難しい」と警告する。
チームは1980~2013年の世界約190カ国の保健データを分析。
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