ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンをめぐる臨床研究データ改ざん事件で、薬事法違反(誇大広告)で逮捕された元社員白橋伸雄容疑者(63)=神戸市北区=が、京都府立医大の研究チームがデータ管理を委託した個人業者から直接データを受け取っていたことが11日、関係者への取材で分かった。
東京地検特捜部は、白橋容疑者がデータを自宅のパソコンに保存した上で改ざんしたとみている。研究チームから変更できなくしたデータを受け取るのが本来の手続きで、ずさんなデータ管理が不正の背景になった可能性がある。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。