モンゴルのエルベグドルジ大統領が7月下旬に日本を訪問し、安倍晋三首相と会談する方向で日本側と調整に入ったことが分かった。複数の政府関係者が9日、明らかにした。首相がエルベグドルジ氏と会談するのは4月に続き今年2回目。首相は日本人拉致問題の解決に向け、北朝鮮と国交があるモンゴルとの協力関係を一層強化する考えだ。
会談で首相は、拉致被害者の安否再調査に関する日朝合意の内容を説明する。再調査で実質的進展を得るためには、調査主体の北朝鮮に対する国際世論の働き掛けが重要だとして、エルベグドルジ氏に理解と支持を求めるとみられる。
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