【カイロ共同】イラク北部の要衝タルアファルで17日、同市を制圧したイスラム教スンニ派の過激派「イラク・シリアのイスラム国」と、奪回を目指すイラク軍との激しい戦闘が続き、多数の死傷者が出た。地元メディアなどが報じた。治安悪化が進む首都バグダッドなどで爆弾テロが相次ぎ、計21人が死亡した。
マリキ首相は17日、同国第2の都市、北部モスルが「イスラム国」に10日に制圧されたことなどの責任を問い、軍将校4人を解任した。攻勢を受け逃走する兵士が続出しており、政権側は軍の引き締めに躍起になっている。
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