7回手術乗り越え女児退院、静岡
静岡県立こども病院で昨年8月、わずか810グラムで誕生し、先天性心疾患があった女児が29日、計7回にも及ぶ手術を乗り越え退院した。
体重は約2800グラムまで増え、執刀医らが同日、開いた記者会見に病院関係者に抱かれて同席し、元気な表情を見せた。当面は酸素吸入や投薬を続けながら通院するが、正常な成長が見込めるという。
女児は静岡市の池ケ谷芽依ちゃん。胎内にいる時点で心臓の内壁に穴が開いていたほか、肺動脈がない病気を患っていた。
生後2日目から心臓の手術を始め、生後7カ月までに細い血管を結合して肺動脈を作ったり、人工血管を付けたりした。
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