インフルエンザが重症化し、肺炎や多臓器不全などに陥る原因を徳島大の木戸博特任教授(生化学)らのチームがマウスの実験で28日までに解明した。感染すると特定の酵素が増加し、細胞の機能や体の抵抗力を弱めることを突き止めた。
インフルエンザの重症化は、子どもや高齢者、糖尿病などの基礎疾患のある人で起きやすく、死亡することもある。
今回、症状を改善させる薬剤も特定しており、効果的な新薬の開発につながるとしている。成果は米オンライン科学誌に発表した。
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