記憶遺産候補にシベリア抑留資料
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の国内委員会は12日、重要な歴史文書の保存を目的とする記憶遺産の登録候補として、政府が申請した国宝の東寺百合文書と、京都府舞鶴市が申請したシベリア抑留に関する日記や手紙の計2件を選んだ。近くユネスコに通知し、ユネスコは2015年夏ごろに登録可否を決める。
政府や地方自治体などから4件の申請があり、国内委は一つの国の審査枠2件に絞るため、初の選考を実施した。
シベリア抑留資料は舞鶴港に引き揚げた人々の手記などで、舞鶴引揚記念館が所蔵する570点。
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