タイ、インラック前首相が出頭
【バンコク共同】タイでクーデターを起こした軍が設置した「国家平和秩序維持評議会」は23日、タクシン元首相の妹のインラック前首相に出頭を求め、首都バンコクの軍施設で拘束した。タクシン氏の親族や側近のほか、インラック政権と対立してきた反タクシン派のリーダーなども出頭命令に応じた。
クーデターには、米国や日本などが懸念を表明している。タイ経済にも影響が広がりかねず、首相権限を委任された評議会議長のプラユット陸軍司令官は、対立してきたタクシン派、反タクシン派両陣営の指導者を管理下に置きつつ、暫定政権の早期発足に向けた準備を本格化させる。
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