リニアで地下水や残土の対策要請
石原伸晃環境相は5日、JR東海が作成したリニア中央新幹線の環境影響評価(アセスメント)への意見書を国土交通省に提出した。「事業の大きさから相当な環境負荷が生じる」と指摘、地下水への影響回避や建設残土の適切な管理を要請したが、長期間の追加調査や抜本的な見直しは求めなかった。JR東海は秋にも着工を目指しており、スケジュールへの影響は小さいとみられる。
意見書は東京―名古屋の8割以上がトンネルのため、地下水が漏れ出す恐れがあるとして「河川流量の減少を招き、生態系に元に戻せない影響を与える可能性が高い」と指摘した。
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