パソコン(PC)遠隔操作事件で保釈が取り消された元IT関連会社社員片山祐輔被告(32)について、東京地裁が保釈保証金1千万円のうち600万円を没収する決定をしたことが27日、関係者への取材で分かった。決定は23日付。
弁護団によると、1千万円は片山被告の母親が定期預金を解約して工面した。「母親が経済面で著しく困窮する」などとして、地裁に没収しないよう求める上申書を出していたという。
片山被告は2月の初公判から一貫して無実を訴え、3月に保証金を納付して保釈された。しかし19日、弁護団に一連の事件への関与を全て認めた。
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