【シンガポール共同】シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で、杉山晋輔外務審議官と中国の全国人民代表大会外事委員会の傅瑩主任らが31日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)などをめぐり議論を交わした。杉山氏は、力による現状変更ではなく「国際法による解決」の重要性を繰り返し主張した。
これに対し、傅氏は、国際司法裁判所が3月に南極海での日本の調査捕鯨停止を求める判決を出したことを引き合いに「安倍晋三首相が捕鯨中止を表明すれば、国際法順守の良い例になる」と皮肉を交え反論した。
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