1セント切手、9億円超で落札
【ニューヨーク共同】競売大手サザビーズはニューヨークで17日、現在の南米ガイアナで19世紀の英領時代に製作された赤紫色の1セント切手を競売にかけ、約950万ドル(約9億7千万円)の世界最高額で落札された。サザビーズは「世界で最も有名な切手」と評しており、落札想定額は1千万~2千万ドルだった。
従来の最高額は1855年製のスウェーデンの切手で230万ドルだった。
米メディアによると短辺約2・5センチ、長辺約3・2センチの大きさで、帆船が描かれている。ロンドンからの切手の到着が遅れ、1856年に現地で印刷した3枚のうちの1枚。ほか2枚は4セント切手だった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。