50代男性の3割余りが退職後の資金を全く準備していない―。資産運用会社フィデリティ投信(東京)が今春に実施した調査でこんな実態が分かった。同社は退職後の生活に困る「老後難民」が増える恐れがあると指摘している。
準備額がゼロだと回答した人の割合は、50代の男性で32・1%と、前年より3・9ポイント上昇した。女性は5・2ポイント上昇の28・6%だった。
一方、同じ50代で1千万円以上を準備したという人も男性で28・2%、女性で26・1%いて格差が鮮明だ。
調査はインターネットを使い3月下旬~4月上旬にかけて実施。20~50代の働く男女3万2494人が回答。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。