海自艦衝突、艦長ら書類送検へ
広島県大竹市沖で1月、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン)と釣り船が衝突し、2人が死亡した事故で、広島海上保安部は5日、両船とも見張りが不十分だったなどとして、業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで、おおすみ艦長の田中久行2等海佐(52)と当直士官だった航海長の西岡秀徳2等海尉(33)、死亡した釣り船の高森昶船長=当時(67)=を書類送検した。
高森船長は容疑者死亡で不起訴になる見通し。
広島海保によると、おおすみ側は釣り船に対する見張りが不十分で、釣り船側も周囲の見張りを怠り、いずれも適切な操船を行わなかった疑いがある。
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