FRB、年内に「出口戦略」提示
【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は18日の記者会見で、事実上のゼロ金利政策の解除に向けた「出口戦略」の詳細を年内に示すと表明した。来年半ばとみられる利上げ実施へ必要な政策手段の準備を加速する方針だ。
FRBはこれに先立ち、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開催。市場に大量にお金が出回るようにする量的緩和政策について、米国債などの毎月の購入額を7月から100億ドル(約1兆円)減らし、350億ドルに縮小すると決めた。決定は全会一致だった。
減額を決めるのは昨年12月以来5回連続。
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