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データ改ざん前、効果みられず

[2014年06月13日 16:41]

 ノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」の臨床研究データ改ざん事件で、脳卒中の抑制効果を示す京都府立医大の臨床研究を東京地検特捜部が検証した結果、症例を水増ししていない元のデータの解析では他の薬と抑制効果に差がみられなかったことが13日、関係者への取材で分かった。
 研究には元社員白橋伸雄容疑者(63)=薬事法違反容疑で逮捕=が大阪市立大非常勤講師の肩書で参加しており、他に統計解析に詳しい人物はいなかった。特捜部は白橋容疑者が売り上げに貢献する目的でデータを改ざんし、大学側のチェック機能も働いていなかったとみている。

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