TPP、日米協議再開
【ワシントン共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉に絡む日米両政府の事務レベル協議が29日、米首都ワシントンで2日間の日程で再開した。日本が関税撤廃の例外として守りたい農業の重要5項目に関して、輸入急増時に関税を引き上げる緊急輸入制限(セーフガード)の導入が焦点となりそうだ。
協議に出席するために訪米した大江博首席交渉官代理は29日、記者団に対し「セーフガードはもちろん、残っている問題を全て扱う」と説明。協議を通じて「一歩でも先に行きたい」と意欲を表明した。ただ一方で「全部詰めるのは難しい」とし、継続協議になる可能性を示した。
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