元ノバルティス社員を逮捕
大手製薬会社ノバルティスファーマ(東京)が販売する降圧剤「ディオバン」の臨床研究で改ざんしたデータを医学論文に使わせたとして、東京地検特捜部は11日、薬事法違反(誇大広告)の疑いで、元社員白橋伸雄容疑者(63)=神戸市北区=を逮捕した。
臨床研究は2002年以降、京都府立医大、東京慈恵医大、千葉大、名古屋大、滋賀医大で大規模に実施され、白橋容疑者がデータの解析などを担当し、ディオバンは脳卒中などの治療効果があるとして爆発的に売れた。臨床研究の信頼を失墜させたデータ不正問題は、刑事事件に発展した。
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