【ハノイ共同】ベトナム共産党指導部は、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近での中国の石油掘削作業を発端に両国の艦船衝突にまで発展した領有権争いをめぐり、国際司法機関に中国を訴える方針を固め、資料整備などの準備に入った。同党筋が24日までに明らかにした。
同筋は、当面は中国との外交交渉と国際社会の支持取り付けに注力するが「外交が失敗に終われば提訴に進む」としている。具体的方式などはさらに検討する。昨年、国連海洋法条約に基づき仲裁裁判所に仲裁請求したフィリピンの例に倣う可能性が高いとみられる。
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