スペイン国王が突然の退位
【パリ共同】スペインのラホイ首相は2日、国王フアン・カルロス1世(76)が退位し、フェリペ皇太子(46)が跡を継ぐと発表した。突然の発表で、スペイン国内や欧州各国で驚きが広がっている。フランス公共ラジオなどが伝えた。
国王はフランコ独裁体制後の民主化を推進したとして国民の人気が高かったが、近年は健康不安に加え、王族による公金横領疑惑などのスキャンダルが続いていた。
ラホイ首相は「国王は王位継承を平穏に行うには、この時期がいいと判断された」と説明。2日中に国王自身が国民向けのメッセージを発表するとしている。
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