福岡県警飯塚署は27日、無免許の飲酒運転で事故を起こした後、飲酒の発覚を免れるため逃走したとして、自動車運転処罰法違反(発覚免脱、無免許運転)などの疑いで同県直方市下境、土木作業員山本貞彦容疑者(40)を逮捕した。
酒や薬物の影響による事故への罰則を強化した同法は20日施行。逃走によって体内のアルコール濃度を減少させる行為を対象とする「発覚免脱」も新設された。警察庁によると、発覚免脱は北海道警が26日に初めて適用して送検しているが、逮捕は初めて。
発覚免脱の法定刑は懲役12年以下だが、無免許の場合は懲役15年以下に加重される。
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