安倍晋三首相(自民党総裁)と公明党の山口那津男代表は19日午後、官邸で会談し集団的自衛権の行使を可能とする憲法解釈変更について、22日の国会閉幕後も与党協議を継続する方針を確認した。今国会中の閣議決定は断念することで一致した。山口氏は、公明党内で「いろいろな意見が出ている」と異論が根強い状況を説明した。会期を延長しない方針も申し合わせた。
これに先立ち山口氏は党中央幹事会で「政府と与党で議論が続いている。国会会期末を迎え、最後の議論を充実させたい」と述べ、協議が最終局面に入っているとの認識を示した。会期末を控え、連立政権内の調整が活発化した。
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