【ナイロビ共同】ナイジェリア北東部でイスラム過激派ボコ・ハラムが女子生徒270人以上を拉致した事件で、同国軍トップのバデ参謀総長は26日、生徒らの居場所を把握していると明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
バデ氏は首都アブジャで「少女たちがどこにいるかは分かっている」と話す一方、「彼女たちの命を危険にさらすことはできない」と述べ、軍事的な救出作戦には消極的な姿勢を示した。
英BBC放送は26日、ナイジェリア政府が生徒解放と引き換えにボコ・ハラムのメンバーを釈放する取引に応じかけたが、取引直前になって中止したと報じた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。