ノバルティスファーマの降圧剤ディオバンをめぐる臨床研究データ改ざん事件で、薬事法違反(誇大広告)の疑いで逮捕された元社員白橋伸雄容疑者(63)が、京都府立医大の研究チームからデータ管理を請け負った個人業者に「自分にデータを渡していないことにしてほしい」と依頼していたことが12日、関係者への取材で分かった。
白橋容疑者がこの業者からデータを受け取っていたことが既に判明。特捜部は自身の関与を隠すために口裏合わせを頼んだ疑いがあるとみている。
白橋容疑者は厚生労働省検討委員会の調査に「業者からデータを受け取っていない」と話していた。
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