東京女子医大病院に異例立ち入り
厚生労働省と東京都は13日、禁止鎮静剤プロポフォールの子どもへの投与問題を受け、実態を把握するため東京都新宿区の東京女子医大病院(永井厚志院長)を医療法に基づき立ち入り検査した。事故など個々の医療行為の内容をめぐり、厚労省が直接、病院に立ち入るのは異例。
プロポフォールは集中治療下で人工呼吸中の子どもに使うことが禁じられているが、病院側は12日、昨年までの5年間に投与された15歳未満の子ども63人のうち、12人が死亡していたと公表。いずれも投与禁止対象だった。病院側はプロポフォールとの因果関係を否定しているが、同省は詳しい使用状況の把握を急ぐ。
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