天野さん、夢か現実か区別つかず
【グルノーブル共同】ノーベル物理学賞に決まった名古屋大教授の天野浩さん(54)=浜松市生まれ=は受賞決定から一夜明けた8日、滞在先のフランス南東部グルノーブルで日本のテレビ各局への出演などに追われた。NHKのインタビューに対し「夢か現実かいまだに区別がつかない」と語った。
天野さんは7日、滞在するホテルで取材に応じた。記者団に座右の銘を問われ「憂きことのなおこの上につもれかし 限りある身の力試さん」という言葉を挙げた。
江戸時代の儒学者、熊沢蕃山の言葉とされ「つらいこともどんと受け止め、元気に行こうという意味」と説明した。
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