演出家のリュビーモフ氏が死去
【モスクワ共同】ロシアの代表的な劇場であるタガンカ劇場の演出家として知られたユーリー・リュビーモフ氏が5日、モスクワの病院で死去した。97歳だった。心不全で入院していた。タス通信が伝えた。
フルシチョフ第1書記による「スターリン批判」後の自由化の潮流を受け、1964年に同劇場の創設に加わり、ソ連を代表する劇場に育てた。日本や世界各地で公演、国外の演劇界にも影響を与えた。
代表作は俳優で歌手の故ウラジーミル・ビソツキーが主演した「ハムレット」や、「世界を揺るがした10日間」など。
日本でも90年に初公演。07年に旭日小綬章を受けた。
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