首相「中国も関係改善に積極的」
安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、日中関係の現状に関し「中国側も関係改善に、以前よりも積極的になっていると受け止めている」との認識を示した。根拠としては、習近平国家主席が9月に「安定的で健全な発展を望んでいる」との講話を発表したことを挙げた。
北朝鮮による拉致被害者らの再調査をめぐり、初回報告時期がずれ込んでいることに関しては「大変残念な状況になっている。今後も全面解決に向け全力で取り組んでいきたい」と述べた。
対北朝鮮への制裁について「前向きな具体的行動を引き出す上で、何が最も効果的かとの検討を行っている」と強調した。
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