船井電機社長、解任か
船井電機は2日、上村義一社長が辞任し、前社長の林朝則副会長が社長に復帰したと発表した。関係者によると、経営方針をめぐって創業者の船井哲良会長と意見が対立し、事実上の解任とみられる。上村氏はことし1月に社長に就いたばかりで異例のトップ交代。船井氏も代表権を回復した。
船井電機によると、上村氏が同日午前「一身上の理由」と辞表を提出したため取締役会を開き、決定した。同社は「突然の辞任で適任がおらず、林氏にお願いすることになった」と説明。
しかし、複数の関係者によると、船井氏が上村氏の経営方針に批判的で、船井氏ら首脳級が上村氏の辞任を事前に調整していたという。
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